RAT2の特徴と使い方・おすすめセッティング

RAT2 エフェクター

ジェフ・べックが愛用したことによって世界的定番となったRAT。図太いサウンドと歪みは国内外の多くのトップギタリストを魅了し続けています。RAT2は初代の特徴を受け継ぎ、現代まで変わらず愛され続けています。

RAT2の特徴

RAT2

エフェクト効果

オーバードライブからディストーション、そしてファズのような強烈な歪みまで作ることができるエフェクターです。特に強く歪ませて使用することで音が太くなり、またセッティングによってはファズのような押しつぶしたダーティなサウンドを表現できます。歪みを控えめにしてブースターとしての使用も非常に効果的です。

外観

外観は四角い筐体に黒いカラーリング、白い文字とシンプルでかっこよく、私は大好きです。非常に頑丈な筐体で、激しいスイッチングでも全く問題ありません。ON時にはRATロゴの”A”の真ん中が点灯するのもおしゃれです。

価格

1万円前半でヴィンテージ・サウンドのエフェクターを手に入れられるは非常に魅力的です。ティストーションやファズ、またブースターとしても使用できることからもコスパに優れたエフェクターです。

RAT2の使い方

「DISTORTION」「FILTER」「VOLUME」の3ツマミを搭載しており、特に音色をコントロールできる「DISTORTION」と「FILTER」で非常に幅広いサウンドメイクができるのが特徴です。

DISTORTION(ディストーション)

ゲインをコントロールできます。右に回すと歪みが強くなり、フルにすると非常に強烈な歪みが得られ、セッティングによっては何を弾いているか分からなくなります。逆にほぼ0の位置でもクランチ気味に若干歪みます。

DISTORTIONを上げていくと9時の位置でも強く歪み、12時の位置では歪みが増すとともに音が太くなり、3時の位置までくるとブーミーで音圧があり強烈な歪みになります。

FILTER(フィルター)

一般的なエフェクターのTONEにあたるような機能を持っており、このFILTERがRATの最大の特徴です。

普通のTONEとは異なり、左に回すと高音が出て、右に回すと高音が抑えら音がこもります。

音色におけるFILTERの支配率が高く、FILTERの調整で音が大きく変わる為、はじめは使い難いと感じる人も多いです。まさにFILTERの調整が重要で、幅広い音作りが可能です。

FILTERを上げていくとジャキジャキ感が無くなり高音域がカットされていきます。2時を超えるとやや潰れ気味になり、DISTORTIONと合わせるとファズのようなサウンドが作れます。

VOLUME(ボリューム)

音量を調整できます。

RAT2はややボリュームが小さめで、VOLUMEが12時の位置でも少し音が小さく感じる為、少し上げ気味が良いです。3時の位置まで上げると音がブーストしてソロなどにも使用できます。

RAT2のサウンド

幅広いサウンドメイクが可能で、それゆえに調整が難しいですが、自分にはまるサウンドを見つけることも出来ます。

使用するギターによっても効果は異なりますが、RAT2は音を太くし、音域を広く調整することが出来る為、あらゆる条件でも活躍できるポテンシャルを持っています。

おすすめのセッティング

オーバードライブ

  • DISTORTION:9時
  • FILTER:2時
  • VOLUME:2時

DISTORTIONを9時付近で好みに調整し、FILTERは右寄りで高音を抑えて、歪んでいるが通るサウンドにします。DISTORTIONの細かな調整により歪み方が大きく左右されます。オールジャンルで使える、音が太く気持ちの良いオーバードライブ

ジャキジャキのディストーション

  • DISTORTION:4時
  • FILTER:2時
  • VOLUME:1時

DISTORTIONで強く歪ませ、FILTERは上げずに高音を強調させます。アンプによっては少し耳ざわりに感じるくらいの歪みにより、バンドサウンドに埋もれずジャキッと前に出ます。

ファズのようなダーティサウンド

  • DISTORTION:4時
  • FILTER:3時
  • VOLUME:2時

DISTORTIONで強く歪ませ、さらにFILTERを強めにすることで高音がカットされ、押しつぶされたようなファズライクなサウンドが得られます。良い言いでダーティサウンドで、楽曲の良いアクセントになります。

ブースター

  • DISTORTION:9時
  • FILTER:12時
  • VOLUME:3時

DISTORTIONは9時付近で好みに調整して軽く歪ませ、FILTERは12時付近で高音は抑えつつ、VOLUMEを少し大きめに調整し、音を太くブーストさせます。アンプの歪みや他のエフェクターとの組み合わせで、音が太く抜けるサウンドが作れます。

最後に

RAT2は非常の多くのギタリストに愛用されており、今なお人気は衰えていませんね。

オンラインストアで探す

RAT2は少しクセがあり、始めは使いにくく感じる人もいますが、使いこなすと幅広いシーンで活躍するペダルとなります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました