1997年に京都で結成して以降、大型フェス「京都大作戦」の開催や、映画「THE FIRST SLAM DUNK」の主題歌抜擢など、止まることを知らぬ勢いで活躍を続けているロックバンド『10-FEET』。
同バンドのギターボーカルを担当しているTAKUMAに、憧れを抱く人も多いのではないでしょうか。
この記事では、10-FEETの曲をギターで弾いたりバンドで演奏したい人に向けて、TAKUMA氏が実際にバンドで使用している機材について調べました。ぜひ参考にしていただき、TAKUMAと同じような音作りを目指してみてください。
TAKUMAの使用アンプ
TAKUMAが使用しているアンプについて紹介していきます。
TAKUMAの音作りにおいて、サウンドの核となる機材なので、10-FEETの曲をコピーする際には紹介するアンプの音に似たエフェクターやアンプシミュレーターを選んでみましょう。
アンプヘッド
Marshall / JVM410H

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2013年以降からメインアンプとして使用しているのがMarshall JVM410Hです。
ワット数は100Wで、クリーン・クランチ・OD1・OD2と、全部で4つのチャンネルを選択可能な大型真空管アンプとなっています。
マーシャルのアンプ特有である抜けの良い高音域とパワフルな歪みが特徴的なアンプで、2013年以降のほぼすべてのライブでメインアンプとして活躍しているアンプです。
また、正確な数値は判明していませんが、ワット数を上げる改造を施していることをインスタグラムで報告しています。
Blackstar / Series One104L6

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TAKUMAはライブの際にメインアンプの隣にサブアンプも設置しており、こちらは年月を追うごとにさまざまな機種を使用しています。
こちらのBlackstarのSeries One104L6は2022年付近のライブから採用されており、計6チャンネルのモード切替に対応している多機能アンプです。
ワット数は100Wで、メインとして採用しているJVM410Hと比べて、タイトで立ち上がりに優れたモダンなハイゲインサウンドが特徴的なアンプとなっています。
VHT / PITTBULL ULTRA LEAD

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10-FEET初期から2013年頃までメインアンプとして活躍し、2014年から2018年頃のライブでサブアンプとして活躍していたのがVHTのPITTBULL ULTRA LEADです。
クリーン・クランチ・ハイゲインの3チャンネル仕様で、最大の特徴は6バンドイコライザーによるサウンドの微調整が行える点が挙げられます。
ワット数は100Wで、低音が強く出つつも高音域もしっかり抜けるバランスの良いサウンドで、メインアンプにJVM410Hを採用後も、2018年まではサブアンプに採用され、長きにわたってTAKUMAの相棒として活躍しました。
Hughes & Kettner / TRIAMP MARK3

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2019年から2022年頃まで、ULTRA LEADに次ぐ形でサブアンプとして採用されたのがHughes&KettnerのTRIAMP MARK3です。
特徴は何と言ってもその外見で、電源を入れるとアンプが青色のLEDで発光するため、ビジュアル的にも憧れを抱いたことがある人も多いのではないでしょうか。
150Wのハイパワーと低音が強調されたハイゲインサウンドが特徴で、機能的には3つのチャンネルでキャラクターの異なるサウンドと独立したイコライザー調整が可能となっており、1台だけでもさまざまなサウンドが作れる万能なアンプです。
Diezel / Herbert

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DIEZELはKen Yokoyama等が使用していることでも有名なアンプで、TAKUMAも短期間ではありますが、ライブ時のサブアンプとして採用していました。
180Wという大出力を誇り、それぞれイコライザーが独立しているクリーン・クランチ・ドライブの3チャンネルが備わっています。
特徴は何と言っても高音域の抜けと中低音のバランスに優れたハイゲインドライブサウンドで、チャンネル2はクランチチャンネルでありながら、他のアンプが比較にならないほど歪むことでも有名です。
TAKUMAの使用エフェクター
アンプに続いてここからは、ギタリストなら誰でも気になる足元のエフェクターを紹介していきます。
基本的にアンプで作った音を使用するTAKUMAですが、いくつかエフェクターの使用を確認できているので、ぜひ参考にしていただき、曲のコピーやバンドの演奏に役立ててください。
歪み系
Vin-Antique / Noblesse

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京都に拠点を置くエフェクターブランドVin-Antiqueが制作したオリジナルクリーンブースターで、コンパクトな筐体が特徴といえます。
最大15dbまでブーストさせることができるほか、帯域がギターだけでなくベースの部分もカバーしているため、ギターとベース両方で使用できる万能なエフェクターです。
TAKUMAのインスタグラムでも本エフェクターを宣伝しており、エフェクターボードにも組み込まれているのが確認できます。
その他エフェクター
Line6 / M9 Stompbox Modeler

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エフェクターやアンプなどを手掛けるLine6が制作した多機能マルチエフェクターがLine6のM9 Stompbox Modelerです。
特徴としては、100種類を超える歪み系や空間系などのエフェクターを搭載している点で、さらに選択した3つのエフェクターを同時に使用することもできます。
過去にはディレイペダルをいくつかボードに組み込んでいましたが、現在は空間系などをこちらのエフェクターで担当させていると考えられます。
BOSS / RC-30

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大手エフェクターメーカーであるbossが制作したループ・ステーションペダルで、現在は廃盤となっています。
コードフレーズを記録した上に、単音フレーズを重ねるといったルーパーとしての使い方だけでなく、大容量の記憶メモリーが搭載されているので、お気に入りのフレーズをさまざまな場所で使うことも可能です。
10-FEETは3ピースバンドですが、曲によってはソロとバッキングが重なっている場合もあるため、その際にループステーションを使用して、ソロ中のバッキングを補っています。
BOSS / FV-500H

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BOSSが制作したボリュームペダルで、廃盤にもなっておらず、通販サイトや楽器店などで購入が可能です。
ギターのボリュームを足で操作できるほか、ステレオ・ケーブルを使用することで、エクスプレッションペダルとしても使用可能です。
TAKUMAはギターを非常に低い位置で弾くことで有名ですが、その影響でギターのボリュームを0にしたい時にボリュームノブまで手が届かないためか、初期の頃からエフェクターボードには必ずボリュームペダルが設置されています。
チューナー
BOSS / TU-3

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こちらもBOSSが制作しているチューナーペダルで、チューナーペダルの定番として多くのギタリストから愛されているペダルです。
激しい演奏からチューニングが狂いやすいためか、初期の頃からエフェクターボードに組み込まれているのが確認できます。
最後に
今回は10-FEETのTAKUMAが使用している機材についてまとめてみました。
基本的にはアンプでクリーンや歪みの音作りをしているため、エフェクターの内容自体はかなりシンプルな内容になっています。
しかし、ライブなどの映像を見るとわかるように、これだけシンプルなラインナップでありながら重厚かつ多彩なサウンドを奏でていることからも、TAKUMAの技量がわかるのではないでしょうか。
ぜひ本記事の内容を参考にしていただき、音作りを再現して10-FEETの曲を演奏してみてくださいね。



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