ギターアンプメーカー20種類の特徴と聞き比べ

ギターアンプ アンプ

有名ギターアンプメーカー

Marshall(マーシャル)

イギリスのアンプメーカー。ギターアンプと言ったらマーシャルというほど、世界中のギタリストに愛されているギターアンプのトップブランド。スタジオやライブハウスには必ず置いてあります。

ヘッドアンプから超小型アンプまで幅広いラインナップがあります。

Marshall JCM800 2203

Fender(フェンダー)

フェンダーはギターで非常に有名ですが、マーシャルと肩を並べるギターアンプメーカーでもあります。

クリーントーンでは煌びやかな高音域で美しいサウンドが表現できます。Twin Reverbなどリバーブも搭載されており、ロックだけでなくジャズやカントリーのギタリストにも愛される、クリーントーンの名器と言えます。

真空管アンプは音圧があり大きな音量が得られます。大音量でもクリーンなサウンドを表現できるものフェンダーの魅力です。機種により強い歪みも得られ、ロックでも十分に魅力的なサウンドが作れます。

VOX(ボックス)

イギリスのアンプメーカー。アンプのラインナップはほぼコンボアンプであり、マーシャルなどのようなパワフルなスタックアンプとは違った魅力を持つアンプを販売しているます。あたたかみと粘り、そして艶のある美しいサウンドが特徴。

代表的なAC30はVOXの代名詞であり、世界中のギタリストに愛されています。ビートルズやクイーンのブライアン・メイが愛用してたことでも有名です。クリーントーンから、ボリュームを上げると上質なドライブサウンドも表現できることから、ロックでも使用されることが多いです。

Mesa Boogie(メサブギー)

アメリカのアンプメーカー。ハイゲインアンプの定番であり、歯切れのよいクランチサウンドから、強烈なディストーションサウンドまで幅広く表現できます。

特に「Dual Rectifier」は有名で、パワフルな低音とディストーションサウンドが特徴的であり、なおかつ音圧のあるクリーントーンも表現できます。銀色の縞鋼板が使われているヘッドは非常にインパクトがあります。

Mesa Boogie Multi-Watt Dual Rectifire

Roland(ローランド)

日本の大手電子楽器メーカーであり、ギターアンプも非常に有名です。ソリッドアンプを手掛け、大きな癖がなくギターやエフェクターの音を忠実に再現する特性があります。

ジャズコーラスシリーズの特にJC-120は非常に有名であり、ジャズコなどと呼ばれ、スタジオやライブハウスに多く置かれている定番アンプです。

真空管アンプとは違うクリアーなクリーンサウンドは多くのギタリストの信頼を得ています。トランジスター回路で耐久性も高く、真空管のメンテナンスも不要と、非常に使い易いのも大きな特徴です。JC-120は1976年発売以来大きなモデルチェンジも無く、現在に至るまでロングセラーを続け、また40年以上経過しても現役で活躍しているアンプです。

Hughes & Kettner(ヒュース・アンド・ケトナー)

ドイツのアンプメーカー。アンプヘッドは前面が透明で内部の真空管がオレンジに光り、かつコントロールノブなど青くネオンのように光る姿は、暗いステージで非常に映え、存在感があります。

クリアで温かみのあるクリーントーンから、上品な歪みサウンドを表現できます。荒々しさは少なく、フラットでバランスの良い印象です。

Orange(オレンジ)

イギリスのアンプメーカー。ブランド名の通りオレンジ色の外観と、オシャレな字体が特徴的です。

他の定番アンプに比べて個性的なサウンドが得られ、荒々しいドライブや低い音がその大きな特徴といわれています。

PEAVEY(ピーヴィー)

アメリカの楽器メーカー。極太サウンドときめの細かい歪みが特徴的です

ヘビィ系をはじめ多くのギタリストに愛されいます。

EVH

EVHはエディ・ヴァン・ヘイレンが自身の理想とするサウンドを求め、フェンダーとのコラボレーションにより2007年に設立されたフェンダーのスペシャリティブランドの一つ。

特に5150IIIは人気のハイゲインアンプで、クリーン/ディストーション/リードの独立3チャンネルとバランスがよく、愛用するギタリストも多いモデルです。

ENGL(エングル)

ドイツのアンプメーカー。ヨーロッパを中心に人気を誇るハイゲインアンプで、低音が出すぎない強い歪みが得られます。

Diezel(ディーゼル)

ドイツのアンプメーカー。轟くような重低音のハイゲンアンプで、荒々しくエッジの効いた歪みを表現できます。

LANEY(レイニー)

イギリスのアンプメーカー。癖の少ないクリーントーンからハードなサウンドまで幅広く表現できます。

Soldano(ソルダーノ)

アメリカのギターアンプメーカー。ラインナップはチューブベースで、一時期エリック・クラプトンやゲイリー・ムーアが使用していたことでも有名で、ブルースからハードロックまで使える名器です。

フラッグシップモデルのSoldanoSLO-100などのハイゲインアンプで知られていますが、エフェクター、ペダル、キャビネットなどのラインナップもあります。

MATCHLESS(マッチレス)

アメリカのアンプメーカー。完全ハンドメイド生産にこだわっており、太い低音と豊かなサウンドが特徴です

Blackstar(ブラックスター)

イギリスのアンプメーカー。元々マーシャルに在籍していたエンジニア達によって設立されました。そのルーツにあるように、ブリティッシュ・ギターの正統を踏まえつつ、新しいサウンドにも意欲的に取り組んでいます。

PCソフトウェアによる設定変更やBluetooth機能、バッテリー駆動など、最新技術も積極的に取り入れたモデルも多いです。現代の音楽環境にも対応した機能を有しながら、古き良きチューブ・アンプの魅力を存分に引き出してくれるアンプと言えます。

Bogner(ボグナー)

アメリカのギターアンプメーカー。ブティックアンプの代名詞的存在のアンプブランドで世界中のアーティスト達が絶賛しています。

真空管の暖かさと絶妙な歪み感を持ち、多くのプロアーティストに愛用されています。ジャンルの枠にとらわれない絶品のトーンが幅広いシーンにマッチします。

プレイヤーが表現したいサウンドに合わせて様々なモデルがラインナップされており、透き通るクリーントーンから、激しいハイゲインサウンドまで、幅広く対応できる対応できます。

Hiwatt(ハイワット)

イギリスのアンプメーカー。マーシャルやボックスと共に、“ブリティッシュ”ギターアンプサウンドのイメージを持っています。ジミー・ペイジがメインで使用していたことでも有名です。

歪みにくいですが、非常にパワーがあります。ボリュームを上げれば歪む一般的な真空管アンプに対し、ハイワットはパワフルでクリアーなサウンドが得られます。

KOCH(コッホ)

オランダのギターアンプメーカー。フラッグシップモデルには、5チャンネル、MIDIコントロールなど機能など、多機能なアンプです。

自由度が高く、洗練されたサウンドが特徴です。

FRYETTE(フライエット)

アメリカのギタアンプメーカー。元アンプメーカーVHTが改名してできたギターブランド。

オールチューブにこだわるVHTから受け継がれた技術は変わらず、ヘッドアンプから高機能のラックマウント型パワーアンプなどがラインナップされています。

Supro(スプロ)

アメリカのアンプメーカー。Led Zeppelinのジミー・ペイジ、ジミーヘンドリックスなどが使用していたことで有名です。

長年生産中止と伝説のアンプになっていましたが、2014年復活しました。

まとめ

有名なアンプメーカーと特徴を簡単に紹介しました。この他にも多くのアンプメーカーがあり、使用ギターやエフェクターの組み合わせよっては表現できるサウンドは無限大です。

また現在はモデリング技術も発達しており、デジタルアンプでビンテージサウンドも即座に再現することも可能です。

自分にマッチするアンプと出会えることを期待しております。

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