MUCCは1997年に結成されたヴィジュアル系ロックバンド。「密室系」とも称され独特の世界観と優れた楽曲で人気を博し2003年にメジャーデビュー。その後も激しく重厚な楽曲から、ポップやバラードなど非常に多彩な音楽性を展開し、活躍を続けています。
MUCCのサウンドを支えるミヤ(G)の使用ギターを見ていきます。
ミヤの使用ギター
エレキギター
Hapas Guitars SLUDGE 727
ミヤが愛用してるドイツ製ハパス・ギターズのテレキャスタイプの7弦ギター。このギターはSNSで一目惚れして取り寄せたとのこと。ミヤは複数のハパスを保有ており、非常に気に入っているようです。
MAYBURY Guitars UPSCALER RAM
イギリスのメイブリー・ギタースのテレキャスターモデル。古材などを活用したアップスケーラー・ギターズのシリーズ。縫い合わされたボディや味のある風貌が特徴的です。
Fender Made in Japan Modern Telecaster HH
Body | Alder |
Neck | Maple |
Fingerboard | Select Rosewood, 22F |
Scale | 648 mm |
Nut | Bone |
Tuner | Deluxe Cast/Sealed Locking |
Bridge | 6-Saddle American Tele® with Chromed Brass Saddles |
Neck Pickup | Modern Modified Humbucking Pickup Type I |
Bridge Pickup | Modern Modified Humbucking Pickup Type I |
Controls | Master Volume, Master Tone, 3-Position Toggle |
フェンダーのテレキャスターのModernシリーズ。チューニングの安定性を提供するロッキングチューナー、ブリッジには6連タイプのブロックサドルを搭載しており、チューニングも安定します。ミヤはピックアップセレクターを手元のトーンノブの位置に変更しています。
レコーディングではちょっと捻くれたアプローチが試してみたくて、ブッチブチのオクターヴファズからピッチチェンジ系、シンセサウンド、ファミコンのようなロービットのチップチューンまでいろいろとやってみた結果、意外と対応力が広くて驚きました。カメレオン的な感じで、このギター1本でこんなにいろいろな音が出るんだ、みたいな。一番新しいアルバムの「SANDMAN」という曲では、リード、バッキング、クリーンと、まるまる1曲このギターだけで弾くという試みをしているのでぜひ聴いてみてほしいです。
FenderNews Voice of Modern Vol.1
YAMAHA REVSTAR RSP20CR
Body | (Top)Maple, (Back)Mahogany |
Neck | Mahogany 3P |
Fingerboard | Rosewood 22F |
Scale | 648.6mm |
Nut | GraphTech TUSQ |
Tuner | Deluxe Cast/Sealed Locking |
Bridge | TonePros AVT-II |
Neck Pickup | YGD VH7+(アルニコ)ハムバッカー |
Bridge Pickup | YGD VH7+(アルニコ)ハムバッカー |
Controls | Master Volume, Master Tone(Drive switch) |
YAMAHAのREVSTARシリーズ。ルックスとサウンドが気に入り愛用しています。
dragonfly オーダーメイド
dragonflyは日本のオリジナルギターブランドです。ミヤはdragonflyの7弦ギターや6弦ギターをオーダーメイドし使用しています。
最後に
ハパス・ギターズやメイブリー・ギタースなど珍しいギターを愛用するミヤ。独特の世界観とマッチして魅力的であり、今後の楽曲と共にどのようなギターが使用されるか、非常に興味深いです。
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